メタ観光推進機構(牧野友衛代表理事)は3月30日、2022年度メタ観光総会を東京都渋谷区のタイムアウト・カフェ&ダイナーで開いた。
牧野氏は、「機構設立2年目となる22年度は、『すみだメタ観光祭』の実施や、すみだメタ観光マップの公開、オンラインシンポジウム『メタ観光とまちづくり~まちを観光化する~』『メタ観光DX~スマートシティmeetsメタ観光~』や官民連携講座『地方創生カレッジSDGsフィールドミュージアム奈良~歴史文化DXによる観光と地域産業の活性化~』などを行った。また『メタ観光』を商標登録した」と報告。
商標登録の意図については、「当機構は『メタ観光』という新しい観光概念を広めるために設立したが、『メタ観光』を機構として独占する意図はなく、オープンデータとして公開している。ただ、昨今のメタバースブームにより、『メタ観光』をメタバース観光の略語として利用されるケースが出てきた」と背景を説明。
その上で、「フェイスブック社がメタに社名変更したことで、今後メタに付属する言葉を使ったサービスやプロダクトが出てきた場合に『メタ観光』も利用されるケースがゼロとは言えない。そのため、機構として定義した『メタ観光』の概念を広めるためにあえて商標登録をした」と述べた。
会員向け記事です。